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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #01

はい、いろいろありましてやっとこさ始まりました。
皆さん待望の「偏見対談AxSxE編」。
長年付き合っていても何を考えてるのか謎の部分の多いこの人。
ちなみに、対談の時に写真撮り忘れたので送ってくれと言ったら、
この写真送って来ました(笑)。

カシマ(以下 カ): 今回、オレ、挑戦なんだよね、これ。

AxSxE(以下 A): え?

カ: AxSxEをいかにしゃべらせるかっていう。

A: わははは!

カ: アセくんてインタビューとかってほんとんどないじゃん。

A: いや、昔はやってたで、BOATの時とかは。

カ: ホント?あんまりイメージないんだよね。

A: 一通りの音楽雑誌とかはやったで。

カ: そうなんだ。そういうのは断ってたのかと思ってた。

A: いや、途中くらいで「オレ、こうゆうのは向いてないなー」って気付いたんや。
でも、一個もせんとかっていうのも非協力的過ぎるやん?
だから、最後の方は、居酒屋でOKだったらやるって(笑)

カ: (笑)。飲みながらやると脱線するからね、これもそうだけど。

A: そういえば昔、一日で6~7個インタビューが入ってる時あって、
昼の1時スタートやってんけど、起きたら1時半やってん(笑)。
ヤベーってなって急いで行って。でも、一個ずれたら全部ずれるやん?
でも、1個目と2個目がたまたま知ってる人やってん。
それで、めっちゃ協力してくれて急いでやってもらって、なんとかなった。

カ: (笑)。 じゃあ、やってたんだ。
「NATSUMEN」になってからはあんまりないよね。
「セカンドライン」てフリーペーパーで1回見たけど、その時、珍しいって思ったもん。

A: 最近はほぼやってへんな。

カ: 嫌なの?

A: う~ん、嫌っていう感情までは行かへんけど・・・向いてないっていうのと・・・メンドくさい。

カ: (笑)

A: なんか、人に言いたいこととかさ・・・。

カ: ないんでしょ?言葉にあんまり出来ない様なことしか興味ないんでしょ。

A: う~ん。

カ: 説明するのとかキライじゃん。

A: うん、そうやな。でも、たまに言葉に燃えるっていうか、
片省とかスペカンで歌詞考えてる時とかは燃える、スゴイ(笑)。

カ: (笑)それは、どういうことなの。意味のないことに燃えるの?

A: うん、それは基本にあるわ、それに気づいたんやな。
多分、21世紀の初め位に。自分に自然じゃないことってしんどいやん?
雑誌のインタビューとか上手くしゃべれる人いるやん?それも才能やん。
そういうのは俺には無いって。俺はこういうヤツっていうの・・・こう。

カ: こういうヤツっていうのをあんまり言いたくないんでしょ。

A: おお、それや。よう知ってんな(笑)。

カ: 知ってるよ。オレが不思議なのは、
アセくんて、本とか映画とか、自分はこうゆうの好きっていうの全然言わないよね。

A: そう。

カ: でも、聞くと、割とそうゆうの深く観てたりすんだよね。で、好きな物いっぱいあるじゃん。
しかも、深く好きじゃない。そうゆうの話したくならないの?オレとかめちゃくちゃなるけど。

A: でも、ここ最近は話すよ。

カ: それ、エヴァンゲリオンとかでしょ(笑)。でも、好きって言ったら終わりじゃない。
例えば、オレとか、そういうの好きな人同士でいたら、酒飲みながら延々その話してるのよ、細かいところを。

A: まぁ、最近はやる様になったな。でも、昔は・・・うわっ、こんなん初めて考えてる(笑)。

カ: そうなんだ!例えば、映画観て、面白いと思って、
「オレ、この映画好きなんだよ。こうゆうところが面白かったんだよ」っていうのを人に伝えなくてもOK?

A: あ、全然OK。

カ: それが面白かったことに自分が満足してるから、それでいいってこと?

A: あぁ、違うな。ひとりの時とみんなでいる時の感覚が違うっていうか。
みんなで遊んでる時に「オレ、これ好きやねん」って言ったらマジメっぽいやん(笑)。

カ: え?別にマジメっぽくない(笑)。

A: ウソー?!(笑)。なんか、そういうのはずかしかったんかもしれんけど。

カ: なるほどね。自分のこと、あんまり知られるのが恥ずかしいのか。

A: それは基本的にあったな、子供の時から。

カ: 普通は自分のことを知ってもらいたくて話すんだよ。
実はオレ、アセくんのそこが一番スゴイと思ってんだよ。

A: ええ?うそー!

カ: ホント。そこがあまりにも、オレと正反対過ぎて。

A: ああ、なるほど。

カ: どうやって折り合いつけてんのかなって。

A: そんなこと考えたこともなかったなぁ。

・・・つづく

というワケで第一回終了です。
意外にもBOATの頃の話からスタートしました。
次回も更に掘り下げます!

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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #02

さぁ、AxSxE(NATSUMEN) の2回目であります。
今回からWEBだけの掲載になりました「偏見対談」ですが、
今後ともどうぞ御贔屓にお願いします!!

前回から・・・

AxSxE(以下 A): そんな事考えた事もなかったなぁ。
そうゆう事しゃべらんくても、楽しかったからさ。
意味ない事とかしゃべってるのが楽しい。
具体的な事しゃべるのも
楽しいけど…ゲラゲラじゃないから。

カシマ(以下 カ): ゲラゲラって(笑)

A: 意味ない事でアドレナリン出てくる様な事してる方が充実感を感じんねん。
で、そういうのってニッチュウあんまりないやん。

カ: ニッチュウ?

A: そういうのするのって酒飲みながらとかやん。

カ: ああ、日中ね(笑)

A: で、そういう風にすごし過ぎてたら、日中あんまり人としゃべれなくなってた。

カ: (笑)酒飲まないと。

A: そう!だから、会議風なんとかさ、ミーティングとか、超無理やってさ。

カ: だから、インタビューも無理だ。

A: そう。ああ、思い出して来た!(笑)

カ: 実は、今さらだけど、この対談にはテーマがありまして、今の話にも繋がるんだけど、
今回は「音楽と仕事」という事で聞きたいと思ってます!

A: ええ~?

カ: まぁ、脱線してもいいんだけど。で、アセくんて、今の話からしてもそういう人じゃん。
だから、仕事の時の打ち合わせとか、どうしてんのかなと思って。

A: わはははは!

カ: まぁ、オレ等といる時は、マジメな話は一切しないじゃん。
で、見てると、それでずっとやってきたみたいなところもあるし。
今はもちろん仕事になっているけれども、基本的に仕事にしようと思ってやってきたワケじゃないじゃん。
何となく仕事になってきたというか。

A: そうやな~。

カ: だから、アセくんは、アセくんというキャラクターを全然変えないで私生活も趣味も仕事も出来てる。
そこが、凄く稀有な存在だなと思って、打ち合わせとかどうやってんの?って。

A: へ~、スゲェなカシマくん。よくもそこまで。スゲェ!

カ: (笑)いや、オレの事はいいから。

A: ああ、確かにまぁ、そうやな、打ち合わせなぁ、5年前位までな、ほぼ無理やった(笑)

カ: (笑)アセくんて、今、メインの仕事ってプロデュースとかレコーディングとか、人に曲書いたりとかでしょ?

A: まぁなぁ。

カ: それって、仕事になって来たのっていつ頃からなの?

A: 今、2011年か。ああ~…分からへん。

カ: (笑)マジで分からないの?つーか、昔からそうだよね。
年号とか節目とか…一時期、自分の年齢が分かってなかったじゃん。

A: あった。23歳になった時ビックリしたからな(笑)
それまでは、誕生日来て、今年何年でそこから引き算して、
ああ、オレ、この年齢かって、そんで忘れるやん、すぐ(笑)。
で、23の時、自分の年齢を初めて実感したんやな、
あとは28の時か。30の時はあんま思わんかったな…まぁ、それはええか。なんやったっけ、仕事か。

カ: (笑)これはグッドマンのスケジュールとかHPに載るから、若いバンドマンが見るわけ。
その中には音楽を仕事にしたいと思ってる人もいるからね、そういう人の、まぁ、役には立たないとは思うけど(笑)

A: それね、オレ、昔考えた事あんねんけど。音楽やってたらさ、それ、実になったらええやん?
でも、その中でいろいろタイプがあるんやろなって。

カ: 向き不向きとか?

A: いや、違う。向き不向きとかあるんかもしれへんけど、オレはあんまり、そういう考え方はせんねんけど。
でも音楽で食おうと思って邁進して行く人と…オレはあんまりそういうタイプちゃうからさ。
まぁ、見えんとこで努力はしてたかもしれんけど、それはその時にそうしたいからしてただけでさ。

カ: やっぱ、そうなの?将来食う為に今は我慢してこれをやろうとかっていうのは全然ない。

A: 考えた事ない。でも、そういう風に一歩づつ階段を上って出来る人もおるから。
オレは基本的に一ヶ月以上先の事は考えられへんていうか。結構、最近までそれで生きてきたからさ。

カ: それさぁ、オレの周りの人は大体みんなそんな感じなんだよね。

…つづく。

はい、第2回目でした~。
これ、段々AxSxEの人となりが分かってきたんではないでしょうか。
次からはいよいよ「仕事と音楽」という事について、深く(?)掘り下げていきたいと思います。

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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #03

偏見対談AxSxE編第3弾。
いよいよというか、やっとというか話が具体的な様相を見せて参りました。
この前、あるイベントでスペカンとNATSUMENをいっぺんに観たのですが、この人のふり幅の大きさを実感しました。

前回から・・・

カシマ(以下 カ): それ、オレの周りの人はみんなそんな感じなんだよね。
で、最終的にみんな結局、音楽に近い仕事に就いてる。
それは何なのかっていうと、やっぱり、音楽中心の生活しかして来なかったから、
それでしか生きられないっていう事だと思うんだよね。

AxSxE(以下 A): そやな、今から散髪して就職なんて絶対無理やし(笑)それは100%分かってるからな。
しかも、オレ、フリーでやってるだけやからさ、いつ食えなくなるかなんて分からんからな。
でも、あんまり、考えなかったんだよね、長期的な事。

カ: オレが端から見てて、アセ君が音楽で仕事してるって思ったのは、”TOKIO”の乾杯ラガーの曲だったんだよね。

A: あれはでも、BOATがレコード会社に所属してて、
そこのディレクターにTOKIOの担当の人が連絡してきたらしく、コンペとかでさ。
オレは、ただ、そん時“ガチンコ”(2000年代にTBSで放送されてたTOKIO司会のTV番組)超見てたからさ(笑)
そんで、使われたら“ガチンコ”のエンディングテーマになるっていうからさ。
まぁ、そういう事をオレはあんまりやりたいと思ってへんでさ。
BOATの時もタイアップとかアニメの主題歌とか、話来てたけど、一個もやらんかったんや。
今思たらアホやなって思うけど。“ワンピース”とか“ちびまるこちゃん”とかさ。

カ: ええ!!すごいじゃん。

A: その時、“ワンピース”なんて、超最初の頃だからさ、知らんかったしさ。
何かワンピース着た女の子の話かと思てたし(笑)
ポップのエッセンスのある音楽やってたとは思うんやけど、そう言われるの嫌やってん。
それは、BOATのインディーズの一枚目出した後にそう思ってんけどさ、ポップと思ってなかったからさ。

カ: なんだと思ってたの?

A: 分からん。なんかこう、作った事ないやつ、やった事ないやつ。
元々、オレ、M.O.Iとかスペカンとかやってたやん。

カ: そうゆうのと一緒っちゃ一緒だったんだ。

A: 二万でさ、いっぱい友達いてさ、オレの事ハードコアのボーカル、スペカンのギターって思ってたやん。
もちろん、それで、オレ超嬉しかったんやけどさ、でも、普通のギターも弾けるなって思ってて、
その頃やってた事に興味もあって、めっちゃ楽しかったけど、逆にそれチックじゃないやつ…。

カ: あ、自分の中で新しいやつって事。

A: ああ、そうそうそう。

カ: じゃあ、その”TOKIO”の曲は、全然仕事の意識なくて趣味に近い。

A: 趣味っていうか“ガチンコ”だけや。

カ: (笑)使われたら嬉しいっていう。

A: 嬉しいっていうか、受けるかなと思って。
その頃、みんな、スペカンの中でも”ガチンコ”に夢中やったから、
それで、エンディングオレの曲やったら受けるかなって(笑)

カ: なったもんね。

A: そう、なったんや。それなかったら、オレやらんかったと思うんやけど。
人に曲提供とか始めてやし、まあ、その頃、金も無かったし、印税とかも「う~ん…」とかちょっと思ったけどさ。
もちろん、そんな莫大な金やないけど。

カ: アセくん、その時、印税入ったらオレに自転車買ってくれるって言ってたんだよ(笑)何だか分からないけど。

A: (笑)ウソ!マジで。

カ: まぁ、買ってもらってないけど(笑)

A: それは、その頃、時を同じくしてBOATも辞め、給料もなくなり、印税もありがたかったけど、
それだけで食っていけるわけないやん…そしたら、自転車買ってあげられなくなった(爆笑)

カ: そうか(笑)自分の生活しなきゃならないから、オレに自転車買ってる場合じゃなかったのか。

A: あれも「乾杯ラガー(曲のサビの部分)」ってとこはベイシティーローラーズの曲やったからさ、
それをくっつけるっていうのが条件やったから、より印税が細分化されて、オレの取り分が少なくなった(爆笑)
それなかったら、オレ、倍以上貰って、カシマくんに絶対チャリンコ買ってたよ(爆笑)

カ: (爆笑)別にオレがチャリンコ欲しいって言ってたわけじゃないんだよ。

A: オレが酔っ払って、勝手に言ってたんや(笑)

つーわけで、次回分からは、まだ文字起こししてない部分に突入です!!(笑)

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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #04

順調に進んでおりますAxSxE対談。
今回は、更にドープに90年代20000V周辺のバンドマンの生態について。
(みんながみんな、こんなではなかったとは思いますが…。)
今回は固有名詞バンバン出てくるな~(笑)

前回から・・・

カシマ(以下 カ): BOATの時は、もう働いてないんだ。
その前は働いてたよね。

AxSxE(以下 A): サラリーマン1年半やってたよ。

カ: 最初会った時はサラリーマンだったな、確か。

A: あ、ホント?でもね、スペカンとか始めたのは学生の時だよ。留年したけど(笑)
で、学生最後の年にM.O.I(AxSxEがスペカンと同時期にやってたファストコアバンド)で
BP.(現スペカンベーシストハジメガネのリーダーバンド。今年、いよいよ復活するらしい。)とかと対バンして。
ハジメちゃんも留年してたんかな?(笑)
その時にBOSSSTONと対バンしててもおかしくないんやけど。カシマくんと初めて会ったのいつだったかな?

カ: オレは実はこの周辺で初めに出会ってるのはハジメくんなんだよね。
イチマキさん(BP.のvo、その後COALTAR OF THE DEEPERSのメンバーとしても活動。)のやってた
ガレージバンドと対バンした時にハジメくんも来てて、イチマキさんの使ってたエフェクターが凄くて、
それをハジメくんが作ったって聞いて話したのが最初。

A: へ~、そうなんや。

カ: オレ、最初にBOAT観たのは、M.O.Iとかも出てたアンチノックのイベントで。
確かM.O.Iの企画じゃなかったかな。で、今でも憶えてるのは、観てて、オレはBOATいいなーって思ってたんだけど、
カツキくん(M.O.Iのギタリスト)が「アセ、パンクじゃねーなぁ。」ってポツリと言ったのが(笑)

A: 初めて聞いた、それ(笑)

カ: そん時に、もうBOATのカセットテープを配ってたよ。

A: ああ、そん頃か、二万Vとかでも既に友達も一杯出来ててさ、
さっき言った様に、 何か違う事もやろうと思って始めてたんやけど。
それでカセットMTRで録ってて… そっか、そんで友達にも聴いてもらおうと思って、
だけど気に入ってくれるんかな~って思いつつ渡してたけど、
結構気に入ってくれて、すごい嬉しかった記憶あるわ。

カ: そうそう、友達に聴かせたいって言って配ってた。そん時は働いてたよね。

A: うん、そん時はスペカンとM.O.IとBOATの3つやってたんやな。

カ: で、仕事もしてたんだ。

A: そう!で、もうスペカン超ライブ多いしさ。月5とかやってた。

カ: そんなやってた?M.O.Iも多かったじゃん。

A: M.O.Iもスペカン程じゃなかったけど結構やってたな。
でも、オレM.O.Iも好きやったし、スペカンも好きやったからさ。

カ: 月5本て、あの頃からしたら脅威的な数だよね。

A: うん、スペカンは練習0でライブばっかりやってた(笑)で、限界来たんや。

カ: それで、会社辞めたの?

A: ちょっとね、そこ思い出せへんねんけど。でも、しんどいとも思ってなくてさ。
会社終わって家の方面の電車に乗ったら「負け」って思ってて(笑)

カ: え、どういう事?

A: 元気やったんやと思うけど。会社早く終わったりしたらさ、
まぁ、たまには同僚とも飲みに行ったりとかもしてたけど。
その会社行ってた1年半でゆっくりした日ていうのが…2日位やったんかな(笑)
それ憶えてんねん。 殆ど家帰らんかったり…。

カ: (笑)ちょちょちょ、それ、ライブに行ってたって事?

A: ライブ超行ってた。で、自分のライブもあるしさ。

カ: ライブハウスに行ってたって事か。

A: そう。

カ: そうか。オレも、あの頃が一番遊んでたっていうか。だって、仕事して、人のライブ観に行って、
平日なのに朝まで打ち上げ行って、次の日仕事して、その日自分のライブで、また朝まで打ち上げしてって。

A: そうそうそう。ホンマそうやった。まぁ、元気やったんやと思うな(笑)
よう下北のイワサキくん(現インディーズイシューの編集長。
当時はパウダーというバンドのG+Vo)家とかに泊まってたもん、
そっから会社行ったり(笑)

カ: そりゃあ、まともに仕事なんか出来てないわな。

A: まあ、会社行ったらちゃんとやってたけど、一人フレックス状態に
なってた(笑)最後におった部署が、部長とおれ2人でやるみたいな感じで。
その部長おれ超好きでさ。馬があったって言うか。
で、優しかったんや。だから、その一人フレックス状態もゆるしてくれてた(笑)

次号は更にドープに90年代のバンドマンの生態(AxSxE周辺)に迫ります!(笑)

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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #05

はい、なんだか、いつもの「偏見対談」よりもディープに進行している「AxSxE編」ですが、
晴れてNATSUMENのアルバムも発売延期(ミックスが間に合わなかったらしいです。)に
なったという事で、今回もAxSxEくんの青春時代の話です。

AxSxE(以下 A): 最後におった部署が、部長とおれ2人でやるみたいな感じで。その部長おれ超好きでさ。
馬があったって言うか。で、優しかったんや。だから、その一人フレックス状態もゆるしてくれてた(笑)

カシマ(以下 カ): 環境も良かったんだ。で、1年半で辞めるじゃん。その後は就職はしてないよね。

A: うん。

カ: …どうやって食ってたの?

A: 次の1年はBOATのサカイさん(現music from the marsキーボード)が住んでるとこの
離れに荷物全部ぶち込んで1年間放浪生活やん(笑)

カ: (笑)家賃払ってない。

A: 払ってない。まぁ、サカイさん家にも泊まってたし、いろんな人ん家泊まってた。

カ: お金は?

A: お金かぁ。どうしてたんやろ?あ、たまにサークルサウンズ(BOAT、NATSUMEN御用達の
リハーサルスタジオ)で店番とかしてた。

カ: あ~、その頃かぁ。今、周りの友達がそんな生活してたら物凄い心配するけど、
その頃、あんまり心配じゃなかったよね。

A: ああ、そうやな。今、この時代ちょっと心配やな(笑)無理だな今。

カ: 時代性かな?若い子でも最近はバンドをやってる子がちゃんと生活をまず成り立たせてからバンドやるの。

A: 今の子の方がしっかりしてるなぁ。

カ: しっかりしてる。だって、オレ等の頃みんなアコムで金借りて打ち上げ行ってたもんね。

A: (笑)まぁ、みんなではないやろうけど。まぁ、確かに。

カ: 実際、オレもメンバーに金借りて打ち上げ行ってたもん。

A: なんか、そういうのどうにかなると思ってたよね。

カ: どうにかなるもんだね。だって、みんな30過ぎまで仕事も何にも決まんないで、ただ遊んでたよ。

A: それも語弊あると思うけど(笑)

カ: いや、でもよく考えたらそれに近いよ。

A: でも、今の子らはしっかりしてる。

カ: そうなんだよね。で、ちゃんと仕事しながら音楽やるっていう事にアイデンティティーを持ってて、
それでも、これ位出来るんだっていう事をちゃんとやろうとしてるってとこはスゴイなと思うんだよ。
というか、俺らの頃出来なかったよね。就職したら、そんな月に5本もね。まぁ、やってたけど(笑)
そんな超フレックスにしなかったら無理だった。

A: まぁ、スペカンとかはライブハウスのリハとか無しにしてたから、本番までに来りゃええみたいな。

カ: カタヤマくん(スペカンvo)はスゲー働いてたよね。

A: 彼は、就職じゃなくてもバイト時代でも、めちゃめちゃしっかりしてたで。

カ: そう。だって当時から貯金してたもんね。

A: そうや(笑)

カ: そうだ。カタヤマくんだけは、スゴイちゃんとしてた。

A: だから、それはさぁ、就職してようがしてなかろうが、しっかりしてる人はしっかりしてんねん。
で、ピンチに陥らへんねん。で、就職しててもピンチに陥るヤツは陥る(笑)

カ: (笑)でも、なんとなく今となっては、みんな同じ位に落ち着いたよね。

A: まぁね。で、おれは基本的にあんま、そのしっかりはないわ。なかったんやけど、
話戻ったら、打ち合わせとか出来る様になってきた時から、ちょっとしっかりしだしたわ。
昼間に人としゃべれる様になってから(笑)

カ: それは仕事として自覚してきたって事?

A: 自覚…ああ、うんとね、学生気分をちょっと卒業した(笑)

カ: お…遅い(笑)35位まで…

A: ずっと学生気分(笑)びっくりするやろ。

カ: (笑)いや、でも、オレもそう。学生気分ではないけど、35だもん、グッドマン入ったの。

A: ああ、でも、おれ自分で言葉に出来たもん。「学生気分」て。

カ: 自分でそう思ってたの?

A: ああ、それが30…でも、30前半は完全にそうやな。

というワケで、青春時代の無茶苦茶な生活編は今回で一区切りでしょうか。
次号は、ついに大人になった僕達編です(笑)

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【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #06

すいません…。全く無意識に一回飛ばしてしまいました「偏見対談」。なので、今回はちょい長めでいきます!
学生気分の終了からBOAT~NATSUMEN時代の音楽と仕事について!!

AxSxE(以下A):ああ、それが30…でも、30前半は完全にそうやな。まぁ、で、みんな、いろいろ条件はあるけど、
その頃、母親の調子が悪くなったり、奈良にもあんまり帰ってなかったり…。

カシマ(以下カ):まぁ、でも、そういう事がなくても、割とその位の年齢になった頃にみんな自覚し始めるよね。

A:うん、で、ちょっと学生気分終わろうかなと思ってた頃に、そういう仕事の依頼とか、
たまたま来たってだけなんだけど。

カ:それまでは、定期的にプロデュースの仕事とかは?

A:ちょいちょいやな、友達。プロデュースっていうのはパニスマが始めてかもな。
プロデュースって、そんなカタカナ恥ずかしくない?(笑)

カ:パニスマのプロデュースとかエンジニアっていうのは友達の延長ていうのもあるじゃん。

A:まぁ、でも、最初は「うわ、何で俺なんだ」とは思ったけどさ。

カ:でも、ASEくんのエンジニアリングは、オレ等の間ではスゴイってなってたからさ。

A:いや、でも、カセットMTRでやってただけでさ。何も勉強してないしさ…まぁ、BOATも自分でやってたけど、
それは、レコスタ(レコーディングスタジオ)が嫌いやったから、やむを得ずサークルサウンズで…

カ:だって、あなた。

A:うん。

カ:沖縄かどっかにレコーディングしに行って。

A:うん。

カ:お金掛けてレコーディングして。

A:うん。

カ:録り終わって帰って来たヤツを全部ボツにして。

A:うん。

カ:自分でサークルサウンズで録り直したんでしょ。

A:(笑)今、思うたら恐ろしいけどなぁ。

カ:恐ろしいよ。

A:ちゃうねん、今だったら絶対せえへんけどさ、沖縄でトラックダウンまでして2ミックスになってんねん。

カ:完パケだよ。

A:そう、その完パケ。その2ミックスに更に取り込んで重ねてん(笑)それ、ほとんど録り直したと一緒やけどさ。
今とはさ、音への意識は全然違うけど、おぼろげながらにこうゆう音にしたいっていうイメージはあってんけど、
そんなん言葉にならへんし。

カ:でも、ASEくんの音って当時からここがいいっていうのは、あんまり変わってないよ。

A:ウソ!

カ:もちろんクオリティーは上がってるよ。機材も違うし。

A:一緒なんや!それ、おれ分からへんねん。

カ:へー、でも確実にAxSxE印の音だよね。しかし、ホントにこうやって聞いても、
いつから仕事になってるのか全然分からない。

A:(笑)いや、ホンマそれは、気がついたら他にやる事がなかったって事なんやけど。

カ:で、今は定期的に仕事の依頼は来てるワケだ。

A:そうだな~。それも不思議だけどな~。

カ:どこかに所属してるワケでもないし、誰か仕事取ってきてくれるワケでもない。

A:全然取ってきてくれへん(笑)

カ:どこかに営業かけた事もないでしょ?

A:かけた事ない(笑)

カ:それもスゴイよ。ていうか、それがASEくんの人生を決めてるというか…。

A:でも、数年前にふと気付いたら、アレ、俺、音楽で食ってんのかって思ってさ。それもたまたま来てるだけやん。
こんなのずっと来るのかと思って。でも、いつ何が来るか分からへんし。で、この仕事してる人としゃべってて、
俺、そこのところ全然考えてないんやってビックリしたんやけど。みんな、結構、先の予定まで決まってないと
めっちゃ不安になるらしい。

カ:(笑)普通そうだよ。

A:俺、全然ならんねん。

カ:それが一番の強み。

A:強みって言うか、怖いけどね(笑)今もそうやけど、何考えてんのって。
あと、ホンマは予定埋まるのキライっていうのもあるんやけど。

カ:そうなの。

A:今だって、どこか所属してたら、誰かにスケジュールとか管理されるワケやん。

カ:そうだね。

A:もう、それが、まず、嫌やねん。まぁ、そこは強くは言わんけど(笑)。日中しゃべれんかった頃のさ、
会議とかさ、その先の予定とかさ。

カ:会議だらけになるよ。そんなの(笑)

A:も~、カレンダー見て何々とか…死にたい気持ちになんねん(笑)

カ:NATSUMENの練習だけだ、出来るの。

A:あ~、今はNATSUMENの練習決めんのは苦じゃないな。
ただ、BOATやめてからNATSUMENは修行心で始めたんや。CDとか作りたくないと思って。

カ:え、NATSUMEN?

A:うん。

カ:いまだに?

A:今作ってるのは、初めてそうゆう気持ちじゃなく作ってんねん。

カ:ふーん、これも仕事と音楽というテーマに沿って聞きたんだけど、NATSUMENは完全に趣味?
うーん、趣味っていうか、好きな事を好きな様にだけやりたいっていう存在?

A:あ~、そんな風にもしてないし、考えてもないな。趣味とも思ってないし…。

カ:ただやってるみたいな。

A:出発点は、BOATやめて、メジャーもやめて、まぁ、俺の中ではメジャーもインディーも関係ないんやけど、
事実としてそういう事があって、めっちゃ自分自身を考えて…(つづく)

はい、という事で、次回は飛ばさない様に気を引き締めて新年を迎えたいと思います。
次回は、BOATからNATSUMENへの過程でAxSxEが何を思っていたかという重要な部分に触れていきますよ~

【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #07

ももも、申し訳ございません。前回の更新の時に次は絶対に間を空けないで更新するぞ!と自分に誓ったのですが…。前回の更新から4ヶ月も経ってしまいました…。まぁ、でも、今回の内容はなかなか興味深いですよ!(勢いつけてごまかしてます。)なんと、BOAT~NATSUMENへの転換の真実が語られます!!!!!(ごまかしてます!)それではごゆっくりどうぞー!!(すいません。次からはもっと短いスパンで更新します!)

AxSxE(以下A):まぁ、俺の中ではメジャーもインディーも関係ないんやけど、事実としてそういう事があって、めっちゃ自分自身を考えて…まぁ、BOATの時はライブはやり捨てやったんや。ホンマに。

カシマ(以下カ):BOATもライブ多かったからね。

A:いや、そういう事じゃなくて、臨む姿勢というか。本番中とか本番前とか。もう、やる前は酒スゲー飲んで。ホンマにやり捨てやったんや。だから、ライブの録音とかビデオ見るのとか嫌でさ。で、NATSUMEN始める時にライブで説得力ある事をやりたいと思って。

カ:全然違うじゃん。

A:そう。やっぱ、BOATは自分が作った事のない曲を作ったりするのが好きやって。でも、もちろんライブも楽しかったんやけど、楽しくする為に本番前クソ程飲んでとかさ。しかも、自分で歌いたいと思って始めたワケじゃないのに歌ってるしさ(笑)本番前のリハで歌わないかんやん。それが死ぬほど嫌でさ(笑)で、自分の苦痛を取り除いていこうと思って。そしたら歌わない方が楽チンやん。で、最初の話になるけどさ、別に俺を知って欲しいって思ってないからさ。

カ:あ、そうだね。

A:究極で考えたら、歌詞作って知ってほしい事もないからさ。歌があったら歌詞作らなあかんやんか。それが、もうしんどい。しんどい事全部やめようと思って。だからインストバンドやりたいと思って始めたんじゃないねん。自分に自然な感じで全部やりたいと思ってん。

カ:自然な感じにしては、そうとう無理な曲展開してるけど。

A:でも、自然なんや。

カ:要するに自分の中でこうなってこうなったら気持ちがいいみたいな。

A:そうそう。そしたらライブの時とかも無理やりテンション上げなきゃとかしなくていい。

カ:それで、一時、ライブ中にチューニングが狂うのがめんどくせぇって言ってたんだ。

A:ていうか、チューニングって行為がめんどくせぇ。

カ:(笑)

A:(笑)もう、ここ(ギターのペグ)回すのがめんどくさい(笑)

カ:回さないと自分が作った物にならないじゃん。

A:そう。だから憎らしくなってくんねん。

カ:ASEくん、スゴイめんどくさがるよね。前も各ライブハウスにギター一本づつ置いときたいって言ってたし(笑)打ち上げの後に持って帰るのがめんどくさい。

A:そう。でも、それはもう叶ってんだけどさ。

カ:どーいう事?叶ってるって。

A:NATSUMENはアンプとかも持ってってるのもあんねんけどさ。

カ:機材運んでくれるの?

A:運んでくれるっていうか赤帽に頼んでんねん(笑)

カ:それ運んでもらってんだよ。ASEくん、そんなにめんどくさがりなのに、あんな複雑な曲作ってんだもんな。あの曲憶えて演奏する方がめんどくさいと思うけど。

A:う~ん、それはな。たまに自分でも憶えるのに時間掛かる時あるけど、そんなに複雑とは思ってない。

カ:でも、BOATの時から自分で弾けない様なギターリフ作ったりするじゃん。

A:そうだっけ?

カ:そう。何かの曲のエンディングが、これ、ASEくん自分で言ってたんだけど、10回に1回しか弾けないって。

A:(笑)ホンマに?!まぁ、BOATの時は自分への挑戦として曲作ってたから。でも、自分の中で線引きがあってさ。その線引きは他人が見たらポップっていうものやったんやと思うけど。

カ:こうやって、話を聞いてると、音楽を作るっていう事とかプロデュースする事とかエンジニアする事とかライブする事とかがわりとボーダレスに繋がっていってるじゃん。その中で、これは仕事だっていうわけ方ってあるの?

A:う~ん、難しい…。

カ:オレもそうでさ。自分で個人的にイベント組むじゃん。その時とグッドマンでイベント組む時とあまり変わりがないと言うか。お金をもらって組むイベントもお金をもらわないで組むイベントも、あんまり気持ち的に変わりがないんではないかと。

A:うん、だから、金額の有無とか大小はあんまり関係ない。でも、結果として自分を出せる出せないというのはシチュエーションごとにあるかな。やってる最中はそんな事考えてないけど、終わった後にはあるかな。…(つづく)

はい、これは面白い話でしたね。次はもっと確信に迫ります!(なるべく早いスパンで!!!)